ガン治療の友人のこと ２

久しぶりに会った ガン治療を頑張っている O君は　
以前と比べ 体重が 落ちているのが 顔から すぐに うかがえた
けれど　人懐っこい笑顔は そのままだった。

　　まずは 乾杯　「 おめでとう!! 」
　　｢ ねぇ　最初から 聞いていい？ ｣ と 言うと　
　　｢ 仕事場の皆　聞いてくれんけん　寂しかったんよ～ 」と
　　快く 話を 始めてくれた。

後になって考えて見ると　ガンの症状は 至るところに出ていたらしい　
けど　疲れているんだろう そのひとことで 済ませてしまっていた。
発作の様な　大きな症状が出て やっと 本格的な 検査を受けた。
その時には 頭の中の腫瘍は ３cmの大きさになっていた。
１人で病院に行っていたので　医師にいきなり　
「 このまま放っておくと 後は 死ぬだけだ 」と 言われた。
病院を いくつか 回っても どこも同じことを 言われた。

　　「 家族には どう話したの？ 」 と　聞くと
　　「 迷惑 かけるって 話した 」と 言った

思い悩んで イライラもし 子どもにも やさしくなれない　
体重は どんどん減っていく。
けれど「 来るなら コイ 」 そう開き直って　思えるようになった頃
体重は減らなくなり 上がり始めた。
「 気持ちっていうものは 凄いと思った ｣ と　言っていた。
頭を開ける手術を２回行い 今は１部分 骨が無い
その部分を直すには１００万円単位のお金がかかるそうだ。

・抗がん剤治療の話　ダイエットなんていっぱつ　食欲が無くなる
・放射線治療の話　放射線治療は患部の場所によっては　広島には
医療機器がなく　彼は岡山に通っている

「もっと先になったら　会社との関係であったことや　仕事についての話も 出来るようになると 思うよ」 と　彼は言った。

やっぱり　色々あったんだなぁ・・・。　大人じゃん・・・。

その後　色んな話・昔話も しながら
心配してくれる友人・心配したい友人って 大切だなって 思ました。


気持ちは　体の元気の　もと

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